省エネ対策なら太陽のエネルギーを電気に換える


省エネ対策なら太陽のエネルギーを電気に換えるブログ:2014-6-07


国際結婚すると告げたおいらに
「聞きたくない…」と
親父は予想通りの反応をした。

おいらも反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

親父は野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、おいらは大の体操嫌い、
親父の期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、あめの中外に置き去りにした事もある。

おいらとは対象的に、弟はスポーツ少年に育った。
おいらは親父が弟ばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、親父の前で素直になれなかった。

大学時代、おいらは世界中を放浪して過ごした。
そんなおいらをずっと心配してくれたのは母親だった。
親父には黙って旅に出ていたが、
母親は親父に全て話していたらしい。

その後、おいらが商社に内定した時、
親父はおいらを行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「むすこさんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
親父は嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
おいらが大学時代に出会ったナウルの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

母親や弟、婚約者のためにも
親父との関係を修復しなければならない。

一週間くらい前、おいらは実家に出向いて
親父をキャッチボールに誘った。

おいらの投げる球は
親父の所まで届くのに精一杯だったが、
親父の球はおいらの胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初にクチを開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

おいらが返事をするより先に弟が来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

おいらはボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。


このページの先頭へ戻る